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2015-02-07 12:48    ルイヴィトンショルダーバッグ
 だが、大手ビール会社直営の店なので、西ドイツのミュンヘンあたりを思わせる造りの古くて大きな店である。メニューもドイツ風料理をはじめ、安くて豊富であり、手軽に飲みながら、食事をするには都合のいい店であった。 「きみ、恋人は?」 「意地悪なこと、お聞きになるのね。今夜もこうしておつきあいしているのに」 「そうかな。きみほどのいい女なら、きっと、男友達が沢山(たくさん)いるだろうと思ってね」 「決まった愛情の対象という意味ではいません。ボーイフレンドという意味なら、二、三人はいますけど」 「そこさ、恐いのは。セックスフレンドも、軽くボーイフレンドというから、いまどきの若い人たちは恐ろしいよ」 「あら。社長もその主義のくせに」 「うむ。それは、ま、そうだが——」  慎平は、サラリーマンたちで混む店の騒音と、薄い酔いの中に気分を浸(ひた)しながら、この宮村京子と、男と女の関係になって、どれぐらいたつのかな、と考えた。  一年、いや一年半か。一度、販路開拓と代理店契約のため、アメリカ西海岸を回り、カナダにはいる二週間の旅行をしたおり、英会話のうまい京子を同行して、旅の半(なか)ばでつい、そうなってしまったのである。  だが、そうなったからといって帰国後、二人の間にさしたる変化はなかった。京子は聡明(そうめい)な女なので、会社では有能な秘書であり、慎平には愛する妻と家庭があることをわきまえた上で、常に一線をおいて、いわば不倫の情事を楽しんでいるのだった。  慎平も頻繁(ひんぱん)に求めたりはしない。  仕事中は、秘書と社長であった。決して、男と女の生々(なまなま)しさは出さない。その点、今ふうの言葉でいえば、シティー感覚に徹したきわめて軽ーい関係を成立させているといえるのだった。  むろん、慎平にはほかにも社用で流れこむ酒場の女性と寝た経験もある。つながりのある女もいる。だが決してごたごたを家庭には持ち込まない。  そういう点でも、慎平は現代のビジネス社会の、ごく普通の男である。日本人一般のタイプといってよかった。 「ねえ、社長。最近、家をあけてばかりいるでしょ。あの美人の奥さん、心配ないのかな?」  京子が、大きなジョッキの陰でくすんと笑って、悪戯(いたずら)っぽい眼で睨(にら)んだ。 「中年男を説教するのか。残念ながら、うちの亜希子に限っては——」